介護過程 施設への導入に向けて

介護過程とは

介護過程を一言で表すならば「根拠に基づいた介護実践」です。「根拠に基づく」「実践」であるからこそ、介護は誰でもできるものではない仕事になるのです。
 例えば、介護職が経験や勘だけで仕事を行っていては、介護の質が統一されず、提供される介護はバラバラになり、利用者が望む生活は実現できません。「なぜその介護を行うのか」という根拠があるからこそ、皆が同じ方向を向いてチームとしての介護を進めていくことができるのです。
 次に、介護過程は「アセスメント」「計画立案」「実施」「評価」の各プロセスから構成されています。これら各プロセスで介護職チームがその専門性を発揮しながら取り組み、サイクルとして進められることで、目的と根拠を持った介護実践につながっていきます。
 つまり、介護過程とは、利用者が願う自立した日常生活を送るという目的を成就するために、根拠に基づいて行われる一連の介護実践の進め方であり、考え方の枠組みなのです。

以上は厚生労働省 介護過程実践事例集 からの引用です。↓

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000791420.pdf

施設で介護過程を行うための課題

  • 介護過程に取り組む時間の創出。
  • 事例集の施設概要を見て、職員人数を比較して人数の少なさの問題。
  • 全員で介護過程に取り組むことができるようにする。(共有)
  • 介護過程に取り組むにあたっての、施設に合った書類様式の作成。

以上がわたしの勤めている施設での課題だと思っています。

職員全員で介護過程に取り組むことができるようにするためには、共通の書式や介護過程に対する理解を広めることはもちろんですが、介護過程というものに取り組みやすくするために、介護過程の簡易化が必要なのではないかと考えています。

介護過程を施設に導入するに向けて

まずは介護過程を介護の現場に浸透していくようにするために、少しづつ取り組んでいき、導入のための計画を立てたいと思います。

また、介護過程に一番大切な情報収集のための書式ツールを簡易化したものを作っていきたいと思います。職員一人の力で始めていくことは難しいと思うので、委員会として話し合いながら進めていきたいと思います。

まずはすること

  • 介護過程導入に向けての計画を立てる。
  • 情報収集ツールを簡易化するための案の出し合い。

また次回お会いしましょう。

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