デンマーク留学(半年)の持ち物リスト|スーツケース選びから荷造りのコツまで

デンマークへの留学が決まってから、ずっと気になっていたのが「荷造り」でした。半年近い滞在になると、旅行の荷造りとはわけが違います。何を持っていけばいいのか、逆に何を持っていかなくていいのか。今回は、実際に準備を進める中で調べたこと・現地の先輩から聞いた情報・自分なりに考えたことをまとめておきます。同じようにこれから長期留学を控えている人の参考になればうれしいです。

まずは航空会社の荷物ルールを確認する

荷造りを始める前に、一番大事なのは「自分がどれだけ荷物を運べるのか」を先に知っておくことです。持ち物リストを先に作ってしまうと、後から重量オーバーで泣く泣く削ることになりかねません。

私が利用するスカンジナビア航空(SAS)のエコノミークラスの場合、荷物のルールはこうなっていました。

  • 受託手荷物(預け入れ):1個・23kgまで(3辺合計158cm以内)
  • 機内持ち込み:1個・8kgまで(55×40×23cm)
  • 身の回り品(小さいバッグ):1個・40×30×15cm程度
⚠️ 航空会社・運賃タイプによって条件は変わるので、必ず自分のチケットで確認してください。

この条件がわかったことで、「スーツケース1個・23kgでどう乗り切るか」という前提がはっきりしました。

スーツケース選びのポイント

もともと家にあった57×38×24cmくらいの小さめのスーツケースで荷造りを始めてみたのですが、服だけで半分以上埋まってしまい、これでは半年分の荷物は到底入りきらないと判断。受託荷物の上限(158cm)にできるだけ近いサイズのスーツケースを新調することにしました。

選ぶときに意識したポイントは次の3つです。

  • 本体重量が軽いこと:スーツケース自体が重いと、その分荷物を減らさないといけなくなります。3〜5kg台のものを探すのがおすすめです。
  • 素材はポリカーボネート(PC)がベター:軽くて衝撃にも強い素材です。価格を抑えたABS混合素材もありますが、少し重めになります。
  • 受託荷物の上限ギリギリのサイズ:どうせ預けるなら、上限まで使い切れるサイズを選んだ方が、後々の荷造りに余裕が生まれます。
💡 最終的に、外寸合計153cmのLサイズ(85L)のスーツケースに落ち着きました。重量制限(23kg)自体は変わらないので、大きくしたからといって重くなるわけではありません。むしろ余裕を持って詰められることで、荷造りのストレスがぐっと減りました。

気候に合わせた服装選び

デンマークは北欧に位置していて、日本と比べるとかなり気温が低めです。今回の滞在期間(8月〜12月)で見ると、気温の変化はこんなイメージです。

平均気温の目安 特徴
8月 17〜20℃ 夏の終わり、まだ過ごしやすい
9月 14〜17℃ 秋の始まり、朝晩は冷える
10月 10〜14℃ 雨が増え、風も強まる
11月 6〜10℃ 曇りがちで薄暗い日が続く
12月 2〜5℃ 本格的な冬、積雪の可能性も

この表を見てわかる通り、半袖が活躍するのは実質8月だけ。滞在期間の大半は「肌寒い〜寒い」なので、枚数の配分も自然とこうなりました。

  • 半袖Tシャツ:少なめ(2〜3枚)
  • 薄手の長袖:やや多め(3〜4枚)、9月以降の主力
  • ヒートテック等の防寒インナー:2枚
  • 羽織り物(パーカー・カーディガン):1〜2枚
  • 厚手のコート:1着(かさばるので現地調達も検討中)
  • レインジャケット:必須。北欧は雨と風が強い時期が多い
💡 厚手のコートやダウンのようなかさばるアイテムは、無理に日本から持っていかず、現地で買い足すという選択肢もあります。北欧は防寒着が充実している地域なので、荷物を減らしつつ現地の環境にあったものを揃えられるというメリットがあります。

必須アイテムリスト

服以外で、最低限持っていくべきものをカテゴリ別にまとめました。

身の回り品

  • 歯ブラシ(予備も含めて2〜3本)
  • 最初の1〜2週間分の洗面用品(シャンプー・ボディソープなど)。到着後すぐに買い物に行けるとは限らないため
  • 洗濯用ネット:洗濯機を回せば洗剤は備え付けのことが多いですが、手洗いする時にあると便利です
  • 下着・靴下(洗濯機が使える前提で6〜7セット程度)
  • パジャマ(ジャージと兼用でも可)
  • 水着
  • 常備薬(風邪薬・解熱鎮痛剤・胃薬・絆創膏・酔い止めなど)

電子機器・貴重品

  • 変換プラグ:デンマークの電圧は230V(日本は100V)、プラグ形状はCタイプ・Kタイプ(丸ピン2本、Kタイプは接地用の穴もあり)です。日本の電化製品をそのまま使う場合は変換プラグに加えて対応電圧も必ず確認してください
  • ドライヤー:海外の電圧(230V)に対応したものを用意するのがおすすめです。荷物がかさばりそうな場合は、無理に持っていかず現地で買うという選択肢もあります
  • 有線イヤフォン:私が通う学校は授業がデンマーク語で行われ、翻訳で英語を聞くスタイルなので必須アイテムです。同じように授業言語と自分の理解できる言語が違う学校に行く人は、必ず確認しておくといいと思います
  • VISA(在留許可)関連の書類一式
  • クレジットカード、海外送金アプリ(Wiseデビットカードを使う人も多いようです)

気候が大きく変わる分、靴の選び方も悩みました。最終的には「防水性があり履き慣れた普段履き」をメインに、フォーマルな場面用のローファー、夏場用のサンダルという3足構成に落ち着きました。雨と雪の時期が長いので、普段履きの防水性は特に重視したポイントです。

性別によって変わってくるもの

ここは性別によって必要なものが変わってくる部分なので、分けて整理しておきます。

  • 男性の場合:髭剃り、シェービングフォーム・ジェルなど
  • 女性の場合:自分に合うメイク用品、生理用品(現地に先輩の残置品があることも多いようですが、少なめに持っていくと安心です)
💡 このあたりは自分に合うものが決まっている人が多いと思うので、現地調達より日本から持っていく方が安心なカテゴリです。

あると便利だったもの(現地の先輩情報より)

実際にデンマークに留学した先輩から教えてもらった情報も、かなり参考になりました。特に印象に残ったものを紹介します。

  • 日焼け止め・化粧水・ハンドクリーム・爪切り:性別問わず、スキンケア用品は一式持っていくと安心
  • ハンドタオル
  • 室内履き
  • クリアファイル・ノートやペンなど:授業で使う文房具類
  • 弁当箱(プラコンテナやジップロックでも可):授業によってはランチをパックして持っていく機会が多いそうです(授業によっては毎回のことも)
  • 旅行用の小さいシャンプーなど:到着直後の数日をしのぐのに便利
  • 洗濯ネット・ピンチハンガー:下着など、すぐ洗って干したいものに便利。100均のものでも十分
  • 洗濯紐
  • 小さめのリュック:大きいリュックだけだと日常使いでかさばるので、サブバッグとして便利
  • 日本食・お菓子・お箸:ホームシック対策にも、現地の食事に疲れた時の息抜きにも
  • サングラス:冬は雪の照り返しがまぶしいこともあるそうです
💡 寮の部屋にはバスタオルやシーツ、枕カバー、トイレットペーパーなどが備え付けられていることが多いようなので、そのあたりは事前に学校に確認しておくと荷物を減らせます。

日本の食品を持っていく際の注意点

⚠️ EU圏(デンマークを含む)は、肉類・肉エキス入りの食品の持ち込みが基本的に制限されています。レトルト食品や出汁パックを持っていく場合は、成分表示を確認し、肉エキスが入っていないものを選ぶようにしましょう。

魚介エキスやお茶などの植物由来のものは、個人消費目的の少量であれば問題になりにくいとされていますが、最新のルールは出発前に外務省や大使館の公式情報で確認しておくと安心です。

ビザ(在留許可)の取得について簡単に

荷造りとは別の話になりますが、留学準備の中でも特に大変だったのがビザ(在留許可)の申請だったので、簡単に流れを残しておきます。今回はフォルケホイスコーレ(デンマークの教育機関)の学生として申請しました。手続きの詳細はこちらのブログを参考にさせてもらいました。

デンマークの在留許可はSIRI(デンマークの移民局)という機関のオンラインシステムで申請します。全て英語で、書類の量も多いので、翻訳しながら進めるのがかなり大変でした。

⚠️ 申請の途中で「ケースオーダーID」というものが必要になりますが、これは先に手数料を支払っておかないと有効になりません。先に手数料を払ってから手続きを進めるのがおすすめです。

ケースオーダーIDを取得したら、現地の学校の担当者にそのIDを送ります。すると学校側が入力すべき欄を埋めてくれるので、そこから続きの手続きを自分で進めていく流れでした。

⚠️ 申請の中で署名が必要になりますが、電子署名ではなく直筆の署名でないといけません。私はここで一度引っかかり、後から直筆署名を写真で撮って送り直しました。

申請後は生体認証(指紋など)の手続きが必要で、これは日本国内だと東京・築地にある「VFS」という窓口でしか受けられません。申請してから2週間以内に予約して行く必要があったと記憶しています。地方在住だとここが一番面倒に感じるポイントかもしれません。

持ち物は、予約完了ページ・SIRIで入力した内容の書類一式・予約確認メールの画面、これらを全て印刷したものです。足りない書類はVFSの窓口でも印刷してもらえますが、料金がかかります。

💡 申請から許可が出るまでは、大体1ヶ月半くらいかかりました。余裕を持ったスケジュールで進めるのがおすすめです。

※ビザの手続きは制度変更が入りやすい分野なので、実際に申請する際は必ずSIRIの公式サイトや大使館の最新情報を確認してください。

まとめ

長期留学の荷造りは、「何を持っていくか」より先に「どれだけ運べるか」を把握することが大切だと感じました。航空会社の荷物ルール、気候の変化、現地で調達できるものとできないもの。この3つを整理してから荷造りを始めると、無駄に悩む時間がぐっと減ります。

まだ完璧に準備できたわけではありませんが、出発までにもう一度リストを見直しながら仕上げていく予定です。留学準備は続きますが、また進捗があれば記事にしていきたいと思います。

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